



ポートレイト・ワークショップ #2
- 人間の内側を写すポートレイトを撮るための実践練習 -
身体という場所には、常にできごとが起きています。
他者と接触することで生まれる火花や、大きな波に侵食されることへの抵抗。身体にまといつく意味の重さや、「恋人」や「親子」といった関係ごとに生まれる役割。それらに紐づいた、私たちのあいだに横たわるコントロールのできない感情たち。そして、喪失や、遠ざかっていく記憶とともに生きること。
たったひとつの身体の中には簡単に束ねることのできない視点がさまよっていて、それらは新しい目によって編集されることの可能性にひらかれています。
わたしがよく知っているはずの<わたし>というイメージは、物語をかたる術にもなるけれど、同時にそれだけではひとつの意味に固着してしまうこともある。そしてそれはよく見知っている他者に対しても同じことが言えるのではないでしょうか。
このワークショップでは、あらゆる時代や地域のポートレイトを扱った作品とその背後を読み解きながら、実際にご自身でも撮影課題に取り組んでもらうプロセスをたどります。世界の新しい見方や想像力の持ち方、自分自身に潜在している違和感や気づきを、受講者のみなさんと一緒に拾い集めていくことを目指していきます
定員 10人(最小開講人数4人)
日程 8月9日(土)、8月23日(土)
時間 10:00〜12:00
場所 KIITO 和室 101号室
受講料 10,000円
持ち物 筆記用具、写真(お申し込み頂いた方に詳しい詳細をお伝えします)
講師 堀井ヒロツグ
メール:morita.suzu@gmail.com まで
①お名前・②連絡先 ③ポートレイトワークショップと書いてお申し込みください!
堀井ヒロツグ
2008年早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。2013年に東川国際写真祭ポートフォリオオーディションでグランプリ、同年に塩竈フォトフェスティバルにて特別賞。2021年にIMAnextでショートリスト(J・ポール・ゲティ美術館キュレーター:アマンダ・マドックス選)を受賞。近年の主な展示に「都美セレクション2023」東京都美術館(2023)、「身体の脱ぎ方」PURPLE(2024)。https://www.hirotsuguhorii.com/
